小林弘幸著「ゆっくり動くと人生が変わる」

小林弘幸さんの「ゆっくり動くと人生が変わる」を読みました。内容には全く同感で、今の日本は本当に余裕の無い社会になってしまったような気がします。１０数年前にアメリカで生活していた時期があり、シカゴに住んでいましたが、建物の入り口に近づくと、必ず誰かがドアを開けてくれました。その習慣が身につき、自分も他の人たちに同じことをするようになりましたが、日本に帰国して、この国ではそんなことをすると、ドアマンをずっとやらされてしまう（誰も同じことをする人がいない）事に気付きました。でも、この本を読んでからは、「悠々と急ぐ」事が本来の生き方だとあらためて考え直しています。例えば、ゴッドハンドの手術などを見ていると、せかせかしたところは全く無く、ゆったりと手術を進めているのですが、全く無駄な動きが無く、結果を見ると凄いスピードで手術が終わっています。今後は生き方を少し変えてみたいと思います。